会社がつぶれた、といったように会社の経営が立ち行かなくなることを、“倒産”といいますが、実の所企業の倒産には明確な定義がありません。法律用語としても“倒産”というワードが使われますが、これにはきまった規定がなく、さまざまな事柄を複合的にはらんでいるのです。したがって一言で倒産といっても、幾多ものケースが考えられます。

簡単に考えるならば、倒産とは銀行取引停止処分があった場合を上げることが圧倒的に多いようです。しかしその他にも内整理が開始された場合,破産手続など法的整理手続が開始された場合などにも倒産として扱っています。これらの共通することとしては、払うべき債務を履行できなくなったと判断されたということになります。これは経済的な理由があってのことに分類されるでしょう。しかし倒産と破産はことなるものとして、分類されるべきです。現在では破産もそのまま倒産としてとらえられています。

しかし金銭的なものだけで倒産とは言えません。社会的に大きな問題をおこし、道義的、かつ社会的な信頼的に事業を継続できなくなったというケースもあります。こちららも同じく倒産と言えるでしょう。

いずれにしても企業の倒産とは、資金的な債務や、社会倫理を履行できなくなった状態をさすと考えてよいでしょう。