大手書店の倒産増加が増えている理由に関する記事をご紹介いたします。
先日池袋の西武百貨店内のリブロも閉鎖して、売り場をそのまま利用して三省堂書店に様変わりして一部オープンしていました。
秋には拡張オープンも控えているそうです。
あれだけ、駅前の大型書店でも経営難に陥る時代なのですね。

記事中にはネット通販の台頭などが原因とあります。筆者もAmazonや楽天ブックス、リクルートのボンパレモールなどで購入したほうが1%ポイント還元され、実質割引価格で購入できるので長らく街の書店を利用した記憶はありません。
それ以外の差別化を図らないと大手・抽象問わず苦境の時代に突入するのではないでしょうか。

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個人経営の街の書店が減っているのは今に始まったことではありません。しかし消費太郎さんは最近、大手や老舗の書店の閉店もよく目にします。6月には取次業界4位の経営破綻のニュースもありました。書店や出版業界に何が起きているのか、鈴木哲也企業報道部次長が説明します。
 太郎さん いつの間にかなくなっている書店が目に付きます。
 鈴木さん 例えば昨年秋に仙台市でジュンク堂書店仙台本店、東京・渋谷では文教堂が閉鎖しました。大阪ではここ数年、梅田地区などで閉鎖が目立ちます。出版調査会社アルメディア(東京・豊島)によると、日本の書店数は今年5月時点で約1万3500店。2000年と比べて8000店以上減少しました。
 09年までは都心や郊外に大型書店が増えて、数は減っても総売り場面積は拡大していたのです。取次や出版社も売り場を確保しようと出店を後押ししました。しかしその後は減少傾向となり、直近1年では減少が加速しています。出版物の市場縮小は深刻で店舗の飽和感が鮮明になり大型書店も追い込まれています。消費増税の影響もあります。
 太郎さん 経営悪化に陥る企業も多いのですか。
 鈴木さん 6月には取次業界4位の栗田出版販売(東京・千代田)が民事再生法の適用を申請しました。東京商工リサーチの調べでは今年1~6月の書籍・雑誌小売業の倒産の負債総額は、昨年1年間と比較して2・2倍の規模に増えています。
 太郎さん どんな背景があるのですか。
 鈴木さん やはりインターネット通販の影響は強まる一方です。経済産業省によると「書籍、映像・音楽ソフト」のネット通販の市場は14年に8969億円と前の年から14・3%伸びました。市場に占めるネット通販の比率は約2割です。
 市場を先導するアマゾンジャパン(東京・目黒)は攻勢に出ています。今夏には発売から一定期間がたった中堅出版6社の書籍を値下げして販売しました。出版大手のKADOKAWAとは4月から書籍・雑誌の直接取引を始め、流通の高コスト構造にもメスを入れようとしています。
 太郎さん 電子書籍は苦戦していたようですが。
 鈴木さん ここにきて普及に向け離陸しつつあります。インプレス総合研究所(東京・千代田)によると14年度の電子書籍・雑誌の国内市場規模は前の年度比39%増の1411億円でした。今後は書店経営により影響が出るでしょう。
 太郎さん 苦しいのはネットだけが理由ですか。
 鈴木さん そうではありません。多くの書店は顧客の興味を引く書籍を独自に仕入れて、他店とは違う個性を出すという努力が不足していた面があります。業界には「パターン配本」という慣行があります。書店の規模などに応じた決まった品ぞろえを、どの書店にも等しく取次が供給するものです。書店の楽しみは目当ての本以外にも発見があることですが、売り場が画一的でつまらなければ、より便利になったネット通販で素早く検索した方がいいと思うのは当然でしょう。
 太郎さん でも最近は魅力的で元気な書店も増えていますね。
 鈴木さん カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、東京・渋谷に開いた「代官山蔦屋書店」をモデルに新タイプの書店を各地に多店舗化し始めました。カフェや雑貨売り場を併設し、洗練された店舗デザインも特徴です。
 地方でも魅力的な書店が増えています。例えば福岡市で2店を運営するキューブリックは08年にいち早く「ブックカフェ」を開業しました。代表の大井実さんは九州の他の書店と連携して東京から作家を呼ぶといった工夫で、頻繁に読者向けイベントを開き、「本好き」の顧客を育てています。各地で意欲的な書店が増える可能性はあります。
もっと分かる
アマゾンに欧米警戒感
 書籍販売で米アマゾン・ドット・コムの力が強まり、欧州で警戒感が高まっています。現地報道によると欧州委員会は同社の電子書籍事業について独占禁止法違反の疑いで調査を始めました。
 昨年にはフランスで値引きした書籍を無料で配送することを禁じる法律も可決されました。淘汰が続く街の書店を守る目的の「反アマゾン法」です。米国でも電子書籍の値引きを巡り出版大手と対立しました。
 便利に安く手に入るアマゾンは消費者にはありがたいですが、中小の出版社や書店の経営が圧迫されれば、多様な文化や言論が揺らぐという社会の懸念もあるのです。
 日本は再販売価格維持制度が安売りに歯止めをかけていますが、アマゾンの急成長が続けば欧米同様の議論が広がる可能性があります。リアルの書店はやっぱり必要だ――。消費者がそう感じるようなアピール力が書店に求められています。