建設会社で資金繰りが上手くいかなくなった原因とは?

バブル時代の建設業は利権の温床で、不景気など考えられないおいしい業界でした。またとてつもない大金が裏で飛び交う談合社会で、資金繰りなど考える必要もなかった時代もありました。バブル崩壊のあと、世の中は不景気になり、それと同時に国の財政が悪化してくると、これまで税金で賄われてきた建設予算も一気に削減されることになります。それを境に建設業者の倒産が加速度的に増えていきました。

一時、50万社あったと言われる建設業者も今では約半分になっていますが、この原因として発注量の減少による資金繰りの悪化と、それを補うための無理な低価格での受注が挙げられます。少ない予算に対して工事を竣工させようと思うと、材料と労務費を叩く必要がありますが、やはりそれにも限界があります。

キチンとした見通しを付けずに工事を受注すると、赤字工事になる可能性が出てくるのです。また、受注量が少ないために挽回しようとして、倒産の危険性のある業者から工事を請けると、資金を回収できなくなって、連動して倒産してしまうケースも数多くありました。建設会社は基本的に土方仕事で、革新的な技術を要しない業種ですが、世の中の要求は常に変化しています。建設業もこの変化に敏感になり、新しい技術に対応し多角化していくことで、資金繰りも改善することでしょう。