内部留保とは簡単に簡単には、企業活動によって得られた儲けの蓄えということです。この儲けは配当や役員報酬などで社外に出るお金を差し引いたもので、次期への準備金という扱いになります。したがって貸借対照表でいうところの、純資産の部に計上されることになります。会社が自己資本を増やすには、内部留保による方法をとることが多いといえるでしょう。また、株式の増資については資本コストがかかりますが、内部留保にはコストが不要にして資本を追加することができます。このことにより自己資本を追加するという名目に関しては、内部留保は最も有効な手段と言えるでしょう。

内部留保を得る手法として、減価償却を利用する手法があります。会社の建物や機械設備は年月とともに償却していきます。それによって会社の資産も目減りし設備の耐用年数に応じて、会計処理する必要が生じてきます。これを減価償却といいます。投資した機械設備は年ごとに償却され、製造経費などに計上しますから、費用計上されます。しかし現実には費用は設備購入時に支払い済みですから、売り上げが生じることで減価償却に相当するキャッシュを得たことと同等になります。この得られたキャッシュを内部留保として整理するということです。