日銀が9日発表した2014年6月のマネーストック(月中平均残高)速報についての記事です。

景気は好転しているといっても実体経済はいかがでしょうか。
この記事にもあるように、日銀の施策である異次元緩和で資金量を増やしても
実際金融機関のところでせき止めされていて、
中小企業の融資には直接的に結びついていない現状があります。

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Sankei Bizより

2014年6月のマネーストック伸び鈍化 投資への資産移転、一進一退

日銀が9日発表した6月のマネーストック(月中平均残高)速報は、企業や個人が保有するお金の量を示す「M3」が、前年同月比2.4%増の1187兆円だった。伸び率は5カ月連続で縮小し、16カ月ぶりの低水準だ。その背景を探ると、「銀行に預金として眠っているお金を設備投資や株式投資に向かわせ、経済を活性化させる」という日銀の金融政策の狙いが、一進一退である様子がうかがえる。

マネーストックから、国内金融機関から企業や個人などに流れ込んだお金の量が分かる。企業が設備投資を積極的に進めるため預金を増やしたり、人々が株式投資などの資産運用にお金を振り向けると、マネーストックの指標が増加する。

代表的な指標のM3の伸び率鈍化は、「好業績で企業の法人税の支払いが増えた」(調査統計局)という一時的な要因も働いたようだ。6月の伸び率は、日銀が現在の量的金融緩和策を導入する前の昨年2月と同水準。M3のうち、普通・当座預金残高を示す預金通貨が4.4%増と、昨年夏以降続いた5%超の伸びから低下したことが響いた。

日銀は量的緩和で、企業や家計が保有するお金を設備投資や積極的な資産運用に移転させる「ポートフォリオ・リバランス(資産の再配分)」効果を狙っている。

そのため日銀は、金融機関に対して流し込んだお金の量を示すマネタリーベースを年間60兆~70兆円ペースで増やそうとしている。

そのマネタリーベースは、6月まで16カ月連続で過去最高を更新している。伸び率は42.6%と順調そのものだ。

順調なマネタリーベースの増加に対し、減速感が見えるマネーストックとの関係について、ニッセイ基礎研究所の上野剛志シニアエコノミストは「日銀が川上からたくさん水(お金)を流しても、いったん金融機関というダムにせき止められた水が、民間の川下まで流れていかないような状態だ」と解説する。

「設備投資などへの『資産の再配分』は目立って進んでいない」(明治安田生命保険の小玉祐一チーフエコノミスト)と手厳しい意見もある。

ただ、設備投資は回復に向けた足取りも感じられる。6月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、大企業製造業の投資計画が6月調査としては8年ぶりの高い水準をみせた。6月の貸出・預金動向(速報)は、国内銀行の貸出残高が2.5%増と、33カ月連続で少しずつ増えている。

企業が豊富な手元資金を設備投資にあてている状況から、次第に銀行から借入をしてでも設備の拡張に動くようになれば、日銀が狙う『資産の再配分』効果が景気を引き上げることになりそうだ。

【用語解説】「マネタリーベース」と「マネーストック」

マネタリーベースは日銀が世の中に供給している資金量。実際に流通している現金(紙幣と硬貨)と、金融機関が預金の払い戻しなどに備えて日銀に預けている「当座預金」の残高の合計。日銀は昨年4月に導入した「異次元緩和」で年間60兆~70兆円のペースで増やす目標を掲げている。一方、マネーストックは、金融機関が世の中に出しているお金の量。代表的な指標は、現金に国内金融機関の預金を足したM3がある。

2014年6月のマネーストック伸び鈍化